「貸金庫」とはどんなものか知っていますか?「金庫」なら黒や緑の金属で出来た鍵のかかる頑丈な金庫を思い浮かべる人が多いでしょう。また金庫の役目もご存知だと思います。しかし、貸金庫となるとそれほど身近なものではないかもしれません。どんなものだかだいたい想像できると思いますが、よくわからないこともたくさんありますね。
東日本大震災の後、貴重品や現金の保管先として貸金庫が注目を浴びています。
では、まず金庫とはどういうものか考えてみましょう。金庫は大きく分けてふたつの意味があります。まずひとつめは、「中に貴重品を入れて、盗難や火災から貴重品を守るための頑丈な箱」という意味です。そしてもうひとつは信用金庫、労働金庫など「特殊な金融機関の名称」です。金庫と聞くとそのどちらかが思い浮かぶことでしょう。
では、貸金庫はふたつのうち、どちらに当てはまるのでしょうか。貴重品を入れる箱の金庫を考えれば、その箱をレンタルしてくることが貸金庫という意味になりそうです。また特殊金融機関という言葉から考えれば、金融機関が何を貸してくれるという意味になりそうです。ではどちらが正しいのかというと、どちらも当てはまるし、どちらも当てはまりません。つまり貸金庫はふたつを合わせたようなものなのです。
貸金庫は、金庫といっても家庭にある金庫のことではなく、金融機関にある大きい金庫の一部を借りることになります。ですから金庫を借りてくるわけではなく、金庫がある金融機関に貴重品を預けることが貸金庫ということになります。