ギャンブル依存症の治療

 

ギャンブル依存症の患者は、自分がギャンブル依存症だということを認めることができません。ギャンブル依存症の治療は、本人にギャンブル依存症を自覚させることから始まります。身体は何も悪くなくても、ギャンブルに依存しているというその事実が病気だということを理解させます。

 

ギャンブルを止めるきっかけを与えることも大切です。ギャンブル依存症の患者がギャンブルをやめたいと思うのはどんな時かを考えてみましょう。ギャンブル依存症になる原因には、負けても勝つまで繰り返してギャンブルし続けることがあります。ギャンブルに使うお金が大きければ、その分損失も大きくなりますので、大金を負けてしまったら、さすがの本人も少し反省するのではないかと思います。

 

 

ギャンブルで大損をしたことを、運が悪かったからだと思わず、ギャンブルすることに懲りて反省した時がギャンブルのやめ時です。このタイミングでギャンブル依存症であることを自覚させることが大切です。ギャンブルをなぜ止めなくてはならないのか、このまま続けたらどうなるのかを理解させます。ギャンブル依存症の治療には家族や友人の理解と協力が不可欠です。

 

かといってギャンブルで作った借金を肩代わりすることは、借金の問題が解決されるだけで、ギャンブル依存症の回復には全く関係ありません。借金がなくなったからといってギャンブル依存症が治るわけではありません。まずギャンブル依存症の患者に自分の病気を自覚させなくてはなりません。本人がギャンブル依存症を認めない限り、症状がよくなることはありません。ギャンブル依存症の患者のために周りの人まで被害を受けてしまいます。

 

 

 

 

 

 

 

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