冷え性について
冷え性は病気ではないと考え、あまり気にしないようにしている人がほとんどだと思います。しかしそのまま放置しておくと、月経不順に始まり、月経困難症、ひどくなると子宮内膜症など他の病気の原因のひとつになりかねません。
冷え性は男性よりも女性に多い病気です。熱を作り出すのは筋肉や内臓ですが、女性は男性と比べて筋肉の量が少ないので、熱を作り出しにくく、その結果、身体が冷えやすいのです。
冷えを感じやすい部位は手先、足先が一般的ですが、実は女性の場合、下腹部も冷えやすい場所です。それは月経が冷え症の原因になるからです。
月経時には身体の代謝機能が鈍くなり、出血により一時的に鉄分が不足するため貧血になることがあり、それが冷えを誘発します。
さらに、排卵や月経は女性ホルモンが複雑に作用して起こるものなので、女性は男性よりも自律神経が乱れやすく、その乱れも冷え症の一因だといわれています。
女性には冷え性があるのが当たり前だと思っていないでしょうか。しかし誰にでもあることだとして放っておくのは良いことではありません。冷え性なんて誰もが感じる症状だから大丈夫などど思わずに、自分が冷え性だと感じている人は一度医者に診てもらうと安心です。