統合失調症の分類について
統合失調症はとても複雑な病気です。
精神疾患自体が複雑なものなので、たとえ病名が付いていても、人によって原因、症状、治療方法は様々で、全く異なるものであるということは珍しいことではありません。
事実、優秀な精神科医は精神疾患をひとつの病名に決め付けず、その患者のための独自の治療方法を考えるために患者にいろいろな質問をするそうです。精神疾患は人の数だけ症状があるといえるでしょう。
人の数だけ症状があるといっても、それは治療方法を決める上でのことであり、病気について解説するにはある程度のくくりが必要になります。ここでは精神分裂病の症状としてあげられる5つのパターンについて書いてみます。
統合失調症には主に5つのパターンがあるといわれています。妄想型、破瓜型、緊張型、残遺型、単純型の5種類です。統合失調症になると、まず5種類のうちどのパターンに当てはまるのかを正確に見極め、治療が始まります。5種類全て違う病気といっても過言ではありません。つまり同じ統合失調症と名前が付く病気でも、妄想型と緊張型では原因も治療方法も全く違うということです。これが精神疾患の厄介な面であるといえます。
こうしてみてみると、ひとつの病名として統合失調症という名称が付けられていますが、統合失調症は数多くの病気が集まったものと考えられるかもしれません。それゆえ「統合」という言葉が用いられているのです。
関連ページ
- 統合失調症と精神分裂病
- 統合失調症は2002年までは精神分裂病と呼ばれていました。特殊な病気ではなく、喘息や胃潰瘍のように身近に起こりうる病気です。ここでは統合失調症の症状と治療方法についてご紹介します。
- 統合失調症は身近な病気
- 統合失調症は2002年までは精神分裂病と呼ばれていました。特殊な病気ではなく、喘息や胃潰瘍のように身近に起こりうる病気です。ここでは統合失調症の症状と治療方法についてご紹介します。
- 統合失調症の要因
- 統合失調症は2002年までは精神分裂病と呼ばれていました。特殊な病気ではなく、喘息や胃潰瘍のように身近に起こりうる病気です。こちらでは統合失調症の要因について紹介しております。