更年期の女性の病気

 

女性の身体は更年期と呼ばれる閉経の頃になると、大きく変化します。そして更年期障害という身体の不調が現れてきます。

 

更年期になると卵巣の機能が低下するため、ホルモンの分泌量が急激に減少します。そうすると毎月の排卵がなくなり、月経が起こらなくなり、閉経になります。こうしてホルモンの量がアンバランスになると、病気が起こりやすくなります。

 

 

更年期の女性に起こりやすい病気のひとつに骨租しょう症があります。骨租しょう症は骨がもろくなる病気で、骨の中に簾(す)が入ったようにスカスカになり、少し転んだりぶつけたりしただけで骨折しやすくなります。骨租しょう症は骨を作る女性ホルモンの分泌が減少したために起こりやすくなるので、閉経したら骨密度を測ってみるとよいでしょう。市町村の検診項目になっていて無料で検査を受けられることもあります。骨租しょう症を予防するために、日頃からカルシウムやビタミンDをしっかり摂るように心掛けましょう。

 

更年期の女性に起こりやすい病気に高脂血症があります。女性ホルモンのエストロゲンが関係して血液中の脂質のバランスを取っているのですが、更年期に入るとエストロゲンの分泌量が減ってしまい、脂質のバランスが崩れて高脂血症という病気を発症することがあります。

 

高脂血症は脳梗塞や動脈硬化など恐ろしい病気の原因になることもありますので、食生活や生活習慣を見直して今から予防をしておくことが大切です。エゴマ油をサラダなどに使い、上手に食生活に取り入れると、効果的です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

関連ページ

骨租しょう症
女性には女性特有の病気があります。更年期の女性に多い病気として、骨租しょう症がありますが、こちらではそれついて詳しく紹介します。
摂食障害
女性には女性特有の病気があります。こちらでは若い女性に多いと言われている摂食障害についてお知らせします。
膀胱の病気
女性には女性特有の病気があります。膀胱炎は男女ともにかかる病気ですが、ただ、どちらかというと女性のほうがかかりやすい病気ですね。こちらではその膀胱炎についてお知らせします。
甲状腺の病気
女性には女性特有の病気があります。甲状腺の病気は男性よりも女性の方が5倍くらい多いと言われています。