卵巣がんについて
卵巣にできる卵巣がんも女性特有の病気のひとつです。卵巣は「沈黙の臓器」と呼ばるほど自覚症状を感じない臓器であるにもかかわらず、臓器の中でも特に腫瘍ができやすい場所です。
日本でも年間6千人ほどが発病する卵巣がんですが、初期には症状が何も感じられません。そのため体調不良や下腹部痛、腹部のしこり、 腰痛などの自覚症状が現れる頃にはすでにがんは進行していることもあります。ご存知のとおり、早期発見・早期治療ががんの治療には重要なのですが、卵巣がん検診というものはありません。
統計によると、卵巣がん患者は40〜60代の女性に多い傾向にありますが、思春期の若い女性や高齢の女性など、女性なら誰でもかかる可能性のある病気です。
卵巣がんの原因ははっきりとはわかっていないのですが、排卵回数が関係しているのではないかと考えられています。
妊娠・出産の経験がない人や少ない人は排卵回数が多いということになりますので卵巣がんの発症リスクが高いといわれています。またこの病気は遺伝も関係あるようですので、家族に卵巣がんの人がいるとリスクが高くなりますので注意してください。
卵巣がんには早期発見のための検診はありませので、下腹部が張ったりしこりが感じられたりという症状があればすぐに婦人科を受診しましょう。
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