更年期の女性の病気について
女性の身体はホルモンの影響を受けやすいといわれています。閉経の頃から身体の不調を感じる更年期障害も、ホルモンバランスが原因で起こります。
更年期とよばれる年齢になると、排卵を促すホルモンの量が大幅に減ります。そのため、排卵が起こらず月経が止まり、閉経を迎えます。
このように更年期には女性ホルモンの分泌が減少し、それに伴って女性の身体も大きく変化するので、更年期特有の病気にかかりやすくな ります。
高齢になるとちょっとしたきっかけで骨折をしやすくなりますが、それは骨粗鬆症という病気が原因です。骨粗鬆症になると、ぶつけたり転んだりしただけで骨折してしまうほど、骨の中が簾(す)が入ったようにスカスカになってしまいます。これは骨の形成に必要な女性ホルモンの減少が原因なので、予防のためにカルシウムやビタミンDをしっかり摂りましょう。
また高脂血症という病気は、放っておくと動脈硬化や脳梗塞などの恐ろしい病気になり、命を落とすこともあります。これは血液中の脂質のバランスを取るエストラゲンという女性ホルモンの分泌が減るために起きる病気です。しかし普段の食生活でコレステロールの高いものを控えたり、適度な運動をすることなどで防げる病気です。
これらの病気を予防するため、まずは生活習慣を見直すことから始めてみたらいかがでしょうか。
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