不妊症について
妊娠を希望し夫婦生活を送っているのに、2年以上妊娠しない状態を不妊症といいます。現在、不妊症に悩む女性の数は大変多くなっています。
男性に不妊の原因があることを男性不妊、女性に原因があることを女性不妊といいます。女性不妊の原因は、排卵障害、着床障害、卵管障害、炎症がある、腫瘍があるなどがあります。
不妊症の治療は、まず不妊症の原因を調べるために、基礎体温を測ることから始まります。妊娠を希望する場合は基礎体温を記録し、病院を受診するときに基礎体温表を持参すると良いでしょう。正常な基礎体温は高温期と低音期の2層になっています。しかし排卵障害や黄体機能不全など女性ホルモンの分泌に異常があると、きれいな2層になりません。基礎体温表のグラフの乱れにより、どこに問題があって不妊になっているのかが大体わかります。
また不妊症の原因を調べる検査には卵管造影があります。これは排卵された卵子の通り道の卵管の詰まりや癒着の有無を調べる検査です。卵管が詰まって不妊症になっている場合は通気や通水という処置がされます。
不妊症は2年以上子供ができない状態ですが、2年未満であっても赤ちゃんがほしいと望む場合は早めに産婦人科を受診することをお勧めします。