ニコチン置き換え療法

 

ニコチン依存症の治療方法に「ニコチン置き換え療法」というものがあります。ニコチン依存症の人が禁煙するとどうなるでしょうか。タバコを吸えないとニコチンが摂取できませんので、イライラ、身体の振るえ、集中力の欠如、不眠など様々な離脱症状に苦しみます。

 

ニコチン置き換え療法というのは、タバコから摂取できなくなったニコチンをタバコ以外の薬などから摂取して、離脱症状を軽減する治療法です。タバコに置き換えてニコチンを摂取し、ニコチンの摂取量を少しずつ減らしていき、最終的にニコチン摂取量をゼロにすることが目標になります。

 

 

しかしいくらニコチン置き換え療法をしたとしても、大切なのは本人が禁煙しようという意志です。禁煙してニコチン依存症を克服したいという強い意志があってこそ、ニコチン置き換え療法が成功するのです。

 

禁煙してみようかな、という軽い気持ちでいてはニコチン依存療法も成功しません。ニコチン置き換え療法は治療ですので、しっかりした気持ちで取り組まないと、かえって逆効果になりかねません。

 

重度のニコチン依存症患者はニコチン置き換え療法をしている期間に強い離脱症状が出るといわれます。離脱症状が続く期間は人によって違いますが、タバコを吸わなくなってから、短ければ4〜5日、長くても10日から2週間だと言われています。この期間を禁煙するという強い意志で乗り越えれば禁煙することが可能になるでしょう。

 

ただ、いくら禁煙に成功しても、何年か経ってからタバコを吸いたくなることがあるようです。1度ニコチン依存症になると、禁煙に成功してもニコチンへの依存は身体に残っているのです。ニコチンへの依存は身体の中に残っているということを知ったうえで、禁煙を続ければ、タバコを吸いたいという気持ちもなくなっていくといわれています。

 

 

 

 

 

 

 

 

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