ニコチン依存症　ニコチンガム　症状　治療

ニコレットなどのニコチンガムを知っていますか？ニコチンガムはニコチンパッチと同様、禁煙の補助グッズとして使用されているものです。軽度のニコチン依存症ならニコチンガムだけでも禁煙することができるそうです。

ニコチン依存症の人がタバコをやめられない理由は、体内に常に一定量のニコチンがあることを身体が欲するからです。禁煙するとニコチンを体内に摂り入れることができなくなるため、イライラ、身体の震え、集中力の欠如、不眠といった離脱症状が出ます。このつらい離脱期間にニコチンガムを使用すれば体内にニコチンを摂り入れることができるので離脱症状が軽減されます。

ニコチンガムに含まれるニコチンの量はタバコより少ないので、タバコのようにやめられなくなることは少ないといえます。タバコを吸う代わりにニコチンガムを噛み、禁煙による離脱症状が軽くなれば、次にニコチンガムの量を減らします。そして最終的にはニコチンガムもやめ、ニコチンの摂取量がゼロになることを目標にします。しかしこれは決して楽な禁煙方法ではありません。禁煙したいという強い意志がなければできません。ニコチンガムには副作用もありますので、禁煙したいという強い意志を持ったのなら、まず病院を受診しましょう。

ニコチンガムの副作用について理解することが大切です。強いタバコをはじめて吸ったような頭痛、動機、冷や汗、吐き気などが一時的に出ることがあります。こうした副作用を感じたら、ニコチンガムを吐き出し、うがいをすると症状が軽減します。またニコチンが口の中を刺激するため口内炎が出来ることもあります。ニコチンガムは妊婦、脳卒中や不整脈のある人は使用できません。