ニコチンパッチ
ニコチンパッチは皮膚に貼ることにより、ニコチンを皮膚から取り入れ、血液中のニコチン濃度を一定に保つ効果があります。ニコチン依存症の患者が禁煙する際に利用する、とても便利なグッズだといえます。
タバコを吸えない、つまり体内にニコチンを摂取できないことによるイライラや身体の震え、集中力の欠如といった離脱症状を、皮膚からニコチンをゆっくりと体内に吸収することにより軽減できます。
ニコチンパッチ1枚の効果の持続時間は24時間です。これによりタバコ3本分のニコチンが体内に吸収されます。ニコチン依存症の患者が1日に吸うタバコの本数はもっと多いので、これでもかなりの量のニコチンを減らしたことになります。ニコチンパッチはおなかや、背中、上腕のどこか1箇所に貼るだけと、使用方法はとても簡単です。貼る場所が汗などで濡れていると粘着力が弱くなりますので、よく拭いてから貼ります。かぶれないように貼る場所は毎日変えます。もしニコチンパッチにかぶれてしまったら、貼る位置をすぐに変えたほうがよいでしょう。1度剥がすとニコチンパッチの粘着力が弱くなり、剥がれやすくなりますので、その場合は医療用テープで貼るとよいと思います。
ニコチンパッチを使用する際に気をつけることもあります。ニコチンパッチを貼っている間は絶対にタバコを吸わないでください。また妊婦は胎児に影響がありますので使用できません。高血圧の人も身体に影響があるため貼ることができません。ニコチンパッチには副作用があります。使用する前に副作用についてよく理解してから使用してください。主な副作用は倦怠感、頭痛、眠気などです。副作用がつらくて禁煙を断念する人もいるそうです。また皮膚が弱い人はニコチンパッチを貼るとかぶれることがありますので、自分の皮膚に合っているか気にしながら使うようにしてください。
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