女性の身体は更年期と呼ばれる閉経の頃になると、大きく変化します。そして更年期障害という身体の不調が現れてきます。更年期になると卵巣の機能が低下するため、ホルモンの分泌量が急激に減少します。そうすると毎月の排卵がなくなり、月経が起こらなくなり、閉経になります。こうしてホルモンの量がアンバランスになると、病気が起こりやすくなります。更年期の女性に起こりやすい病気のひとつに骨租しょう症があります。骨租し...
更年期の女性に多い病気として、骨租しょう症をご紹介しましたが、ここではもう少し詳しくご説明します。骨粗しょう症(骨粗鬆症)は男性より女性に多い病気です。女性が骨租しょう症になるのは、閉経後に女性ホルモンの分泌量が急激に減少するためです。また若い頃の無理なダイエットによる栄養不足も骨租しょう症の原因になります。女性は17歳くらいまでに最も骨量が増えるのですが、この時期に極度のダイエットをして栄養が偏...
摂食障害は女性がかかりやすい病気ですが、特に若い女性がかかることが多いといわれています。10代から長期に渡って摂食障害に悩まされる女性も少なくないようです。思春期の多感な女性に起こりやすい病気の摂食障害ですが、女性の患者数は男性の25倍と圧倒的に多くなっています。摂食障害になってしまうのは、やせたいという気持ちと複雑な人間関係によるかどのストレスなどが原因になります。摂食障害には極端な食欲不振とや...
膀胱炎は男女ともにかかる病気ですが、身体の構造から見ると、女性のほうがかかりやすい病気だといわれています。女性は男性よりも尿道が短いので、それが原因となって膀胱炎を起こしやすくなります。女性の尿道は4〜5cmと短いため、大腸菌をはじめとする細菌が膀胱の中に入りやすく、そのため膀胱炎を起こしやすいのです。健康な状態なら、身体は外から侵入した細菌を防御する力があるために、膀胱に細菌が入っても必ずしも膀...
バセドウ病は甲状腺の機能亢進によって起こり、女性の患者数が男性の5倍にもなる、女性に多い病気です。バセドウ病は甲状腺の特異性な自己免疫疾患のひとつで、1000人に2人から6人いるといわれています。身体的症状では微熱、多汗、頻脈、月経不順、不妊があります。精神的な症状では、不眠、イライラ、落ち着きのなさなどが挙げられます。バセドウ病と聞くと、眼球突出という症状が思い浮かびますが、これはバセドウ病患者...