不正出血
不正出血が続く場合は早めの婦人科への受診が必要です。
女性の月経はだいた28日周期で起こり、正常な月経周期の範囲は25日から38日で、3〜7日間続きます。不正出血とは月経時以外に起こる出血のことです。排卵時や受精卵の着床時に少量の出血が見られることがありますが、その場合は問題あ りません。
しかし何らかの病気が原因で起こる出血もありますので、不正出血が続く時には気をつけてください。不正出血した場合に考えられる女性の病気は、子宮がん・子宮頚管ポリープ・子宮内膜症・卵管炎などです。
これらは器質性子宮出血といわれ、子宮に病気があるために起こる出血です。他にも機能性子宮出血といって、女性ホルモンの乱れが原因の出血もあります。この場合は、ホルモンのバランスが元に戻ることで治るこ とがありますので、貧血などの症状がなければ経過観察になります。
また性器不正出血を起こす原因にはクラミジアなどの性感染症も考えられます。不正出血の原因には女性特有の病気を含め、以上のようなものがありますが、軽く考えて自己判断せずに、早めに医者に相談することをお すすめします。病院ではなぜ不正出血が起きているのかを調べるために、超音波(エコー)検査や子宮鏡検査などを行います。
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