子宮の病気でよく知られているものに、子宮癌、子宮筋腫、子宮内膜症などがあります。ここでは子宮の病気の中でも特に深刻な病気である子宮癌について書いていきます。子宮がんは癌が出来る場所により、子宮体がんと子宮頸がんに分けられます。子宮体がんは閉経した後の50歳から60歳の女性に多く起こる病気で、欧米人の方が日本人よりもかかりやすい子宮がんです。子宮体がんの原因は出産経験がない、または少ないこと、月経不...
子宮内膜症は下腹部に強い痛みがある病気です。子宮内膜症は月経のある女性に起こる子宮の病気です。月経痛なら強弱の差こそあれ、女性なら誰もが経験したことがあるものです。しかし子宮内膜症による痛みは、ひどくなるとベッドから起き上がれなかったり、歩けなかったりするほどです。それほど強い痛みのある子宮内膜症とはどのような病気なのでしょうか。本来なら子宮の中にできるはずの子宮内膜が子宮以外の場所にできてしまい...
数ある女性の病気の中でも子宮脱はあまり知られていないようです。実は子宮脱は日本女性の多くが経験している非常に身近な病気です。子宮や膀胱は骨盤底筋群(骨盤の底にある筋肉、じん帯、筋膜)に支えられ体の中に収まっています。ところが何かの理由で筋肉が緩んでしまい、支えきれなくなった子宮が膣の中に落ちてしまうことを子宮下垂、外に出てしまうことを子宮脱といい、意外に多い病気なのです。子宮脱という病気を起こしや...
子宮筋腫は子宮の病気の中でもよく知られている病気のひとつです。子宮筋腫は30歳から50歳の女性に起こりやすい病気で、子宮の筋肉に良性の腫瘍ができる病気です。思春期前の女性に子宮筋腫が出来ることはまれだといわれています。子宮筋腫は自覚症状がなく、筋腫があることに気付かない女性も多いようです。しかし筋腫が出来る場所により、月経過多や不正出血などの月経異常が起こることがあります。また筋腫が大きければ、便...
妊娠を希望し夫婦生活を送っているのに、2年以上妊娠しない状態を不妊症といいます。現在、不妊症に悩む女性の数は大変多くなっています。男性に不妊の原因があることを男性不妊、女性に原因があることを女性不妊といいます。女性不妊の原因は、排卵障害、着床障害、卵管障害、炎症がある、腫瘍があるなどがあります。不妊症の治療は、まず不妊症の原因を調べるために、基礎体温を測ることから始まります。妊娠を希望する場合は基...