増えている心の病気
現代社会は構造や人間関係が複雑なこともあり、心の病気になってしまう人が大変な勢いで増えています。中でもうつ病にかかる人が増えているのが現状です。心の状態は常に変化をしていて、外部からの影響だけでなく、自分の内部からも影響を受けて、心を病んでしまうことがあります。
残念なのは、身体の病気と違って、心の病気にかかるとその人の人格まで否定されかねないということです。しかし心の病気にかかってしまう人が多いのが現実で、うつ病などの病名がつかないが、心が晴れずもやもやするといった状態の人を含めれば、生き辛さを感じ苦しんでいる人は膨大な数になるでしょう。
このような時代ですから、心の病気について正しい知識を持つこと、心の病気を防ぐための方法を知ることが、現代を生きるために欠かせないことなのかもしれません。
うつ病で苦しんでいる人は多いのに、実際はどんな状態がうつ病なのか、怠けているのではなく病気なのだ、ということは知られていません。うつ病に関する知識を持ち、少しおかしいと感じたら迷わず助けを求めることが必要です。心の病気を扱う病院の代表的なものは精神科ですが、精神科に関する誤解もあり、行きたくないという人が多いでしょう。精神科ではなく、心療内科でも心の病気を扱っています。またメンタルクリニックという名称もよく聞くようになりました。診察を受ける、と構えずに、先生に相談するという軽い気持ちで受診するとよいでしょう。先生は親身になって聞いてくれますので、心の重荷を早く降ろすことができます。
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