うつ病の種類

 

うつ病には、いくつかの形態があります。躁うつ病、単極型うつ病、双極型躁うつ病、初老期うつ病、仮面うつ病です。ここではそれぞれのうつ病の形態について解説します。

 

 

【躁うつ病】

悲哀感が主な症状の「うつ」状態と、爽快感を主とする「躁(そう)」状態が現れる病気を「躁うつ病」といいます。遺伝や性格によるものが大きいといわれていますが、病状が落ち着くと正常な状態に戻るという特徴があります。

 

【単極型うつ病】

うつ状態だけを周期的に繰り返すのが「単極型うつ病」で、躁うつ病の7割以上を占めています。経済水準が高い先進国に多く見られます。患者の数は増加しており、日本人が気をつけるべきうつ病です。

 

【双極型躁うつ病】

うつ病と躁病を交互に繰り返すうつ病です。単極型うつ病と比べ、発症年齢が低いのが特徴です。遺伝が多いといわれています。

 

【初老期型うつ病】

40代〜50代の初老期に初めてうつ症状が現れるうつ病です。うつ病の症状だけが現れるため、単極型うつ病に分類されます。加齢による身体の変化や、退職などの社会的な変化が原因になるといわれています。

 

【仮面うつ病】

うつの症状のうち、身体的症状を患者が強く訴えるため、精神的なうつ症状を本人も医師も見逃しやすいうつ病です。過度のストレスがかかる現代病のひとつです。生活環境の変化がきっかけとなり発症することが多いです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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